この度、持続社会推進連携機構 アース・シェルパ(英:Non-Profit Policy-Consulting – Earth Sherpa)を発足させ、ウェブサイトを開設いたしました。
ウェブサイトURL:https://earthsherpa.org
昨年2024年の世界平均気温は観測史上最高を記録し、世界各地で様々な影響をもたらしました。今年も世界各地で猛暑・熱波に見舞われ、スペインでは46度を記録*。日本でも、8月5日に群馬県伊勢崎市で41.8℃を記録し、その前の週の7月30日に兵庫県丹波市で観測されたばかりの国内最高気温の記録を、わずか6日で更新しました*。北海道でも40度に迫る地域が見られ、生活はもちろん、農業・漁業・建築現場など、あらゆる場面で危険な暑さとなっています。まさに地球沸騰化時代です。
翻って国内を見てみると、日本のこれからを脅かす課題が山積しています。地域衰退、食糧自給率やエネルギー自給率の低さ、そしてそれに伴う何兆もの化石燃料輸入に伴う赤字、そして物価高など、対策待ったなしです。これらとも、気候変動は密接に絡み、影響を悪化させています。一方、温暖化対策を適切に進めることで、上記のような課題の解決を目指すことができます。自然エネルギー導入による地域からの燃料赤字の削減や、太陽光発電活用型農業を通じた農家の所得向上など、できることが眠っています。
こうした気候変動などの地球規模課題に向き合うことは、新しい時代の要請であり、この要請に応えることは、地域が疲弊するパラダイムから脱却し、真の地方創生と持続可能な社会を作るまたとない機会になり得えると考えています。
国内各地域では、すでに変化を起こそうと挑戦している人々が存在し、良い事例も生まれています。
私たちは、脱炭素社会に向けて活躍する地域社会の創出のため、経済・社会・環境問題に対して統合的で、シナジー効果のある取り組みの実施を支援します。
また、各地の成功事例などを政策意思決定者に届け、政策立案を支援し、同時に、地域だけでは変えられない国の制度上の課題を、様々な声を拾いながら解決していくことを目指します。
そして、国際枠組みの専門家として、日本だけでは解決できない課題に世界全体が解決に向かっていく「仕組み」作りに関わり、日本がリーダーシップをとっていくよう、働きかけて参ります。
”誰一人取り残されない地域・環境共生社会”の実現に向けて、私たちアース・シェルパは、「続く社会」を目指し挑戦する人々の”シェルパ”(=山登りのガイド)として、地域と地球のためになる社会の仕組み作りに、連携して取り組むパートナーとなります。
ロゴマークは、舞台などで演者の正確な立ち位置の目印として床に貼られる「バミリ」をモチーフにしています。弊機構は、続く社会を目指し挑戦する人々の活躍を支える役を果たしていく、という意味を込めています。
スタッフ募集中
現在、チーム拡大のため常時スタッフを募集をしています。 弊機構のミッションに沿えば、必ずしも上記募集中のポジションに当てはまらなくても活躍できる可能性があります。 現時点で転職の意向がなくても、将来のことでも大丈夫です。共感する方のご応募をお待ちしております。詳しくは、こちらの採用ページをご確認ください。
設立・発足にあたっては、多くの方々のお力添えに心より感謝申し上げます。
今後も、持続可能な社会の実現に向けて、一歩一歩着実に取り組んでまいります。どうぞよろしくお願いいたします。
理事一同